昨日は偉大なジャズドラマー日野元彦さんの命日でした。
私にとって憧れの存在であり、
私をジャズ界に導いてくれた恩人であり、
命を懸けて、ジャズとは何かを教えてくれた人です。
そんなに長い間共演できたわけではないのですが、
CLUB TOKOというバンドで共演させて頂きました。
タップダンサーでもあったトコさん(元彦さんの愛称)。
ライブではいつも、トコさんと私のタップバトルコーナーがあり
ドラマーならではのリズムの切れ味が
あるカッコいいタップを踊っていました。
出会ったきっかけは、
ベースの鈴木良雄さんに、
「タップをやってるなら日野元彦さんの所に行くのがいいよ。」と
ご紹介頂き、六本木のAlfieに行ったのが最初でした。
夜中、ライブが終わった後のお店で
ご挨拶すると、「踊ってみせて。」と。
CDをかけてもらい、緊張しながら踊ってみると、
「いいね~。」とひとこと。
それから、私はトコさんの前にちょこちょこ姿を現すように
なりました。
Club Tokoの「Tac Tic」というアルバムの「Tac Tic」という曲では、
トコさんのタップが収録されています。
http://www.ewe.co.jp/archives/1999/02/club_tokotac_tic.php ライブでは、彼はもちろんドラマーなので、
私がタップを踊ることになったのが共演するきっかけでした。
銀座のSOMIDOホールでがデビュー戦だったと思います。
もの凄く緊張して、踊ったのを覚えています。
本当はこの1本しか決まってなかったのですが、
「明日もおいで。」とその後別のライブにも入れて頂けました。
2人だけでお話したことはあまりなかったのですが、
ある日、レコーディングのお話を頂きまして、
1曲だけ録りに行ったのですが、
スローでその当時の私にはそんなカッコいいグルーブが
出せるわけがなく・・・でも録れるところまでやって帰ってきたのですが、
その数日後、Alfieでトコさんに呼ばれ、
「あのレコーディングは僕のタップでやることになったから。」と。
めちゃめちゃショックだったのですが、
「君のタップは、とてもよかったよ。
ただ、レコーディングで彼女が欲しかった音はミュージシャンじゃないと出せないよ。これは僕達の仕事だよ。」と。
私も若かったから(?)まだまだ未熟だったし、
でも一生懸命タップダンスを踊っている私をとても気遣ってくれて
涙が出るほど嬉しかったです。
それがこのCD。
http://www.ewe.co.jp/archives/2000/09/lifesacd.php 色んな想い出がありますが、
トコさんが天国へ行ったあとも
CLUB TOKOは活動を続けました・・・ほんの少しの間でしたが。
ツアーに出たレコーディングをしたり・・・。
「Sprit」というアルバムの中の「That's it!」という曲の中に
私のタップも1曲入っています。
http://mora.jp/artist/80328008/DKSLG0766/

写真はトコさん愛用のタップシューズ。
奥様に譲って頂きました。
タップスがちょっと緩んでて、
歩くだけでいい音するんですよ。
私は自分のCD「The TAP」をレコーディングする時、
このタップシューズを履いて
「Mr.Bojangles」を踊りました。
私の宝物です。
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